母性
みかんを作る、という言い方はあまり好きではありません。
サポートしてきて育ってできたものがみかんです。
植えたのは僕たちですがみかんを作っているのは木です。
その木の回りの環境に、
それぞれの農家がそれぞれの畑での経験、知恵やいろんなヒトの意見など学んだことを考慮しながら気を付けサポートします。
もちろん、最初から最高のサポートができるわけもなく、
失敗しながら、
ときに優良な園地から学びながら、
おそらく、
死ぬまであーなのかこーなのかとやりながら、
いくのでしょう。
僕はこの「サポート」精神は、父性からくるものなのではないかと最近思っている。
長女が生まれてから8年くらいになるが、
今一番大切にしていることは、
生活でのしんどい部分の負担が嫁に片寄らないようにする、ということ。
いい夫的なアピールをするようでキモですが、
そこにいま、たどり着きました。
これは夫婦間もそうですが、それより、子供に影響あると思います。
子供の一番必要な栄養は安心100%の母性、だと思います。
その安心度を高めるのが夫の役目。
と、まあ、それはそれぞれの家庭環境夫婦関係でバランスの違いはありましょうが、
うちでは、たぶんそれがいいなと。
柑橘を育ててきて、
自然の摂理から学んだことはそーいうことで、
一人、山で妙に納得したのでした。
例えるなら
木はその家庭で
ぼくはその回りをごそごそして整えたりサポートしたり、そしてたまには飲み会へ行ったり(ははは)、
子供である果実を充実させるべく動き回る。
母親は太陽。
母性は太陽の光。
そんなわけで、
ぼくは女性が大好きです。
77
10代男子二人にドラムを教えている。
弟子である。ははは。
教えるのは久々で、楽しい。
それぞれの性格が音にのるんだなあと、
前より敏感になった。
歳をとればとるだけ、
わかるようになるんだろうな。
一つの音を大事にするように教えている。
一音一音、気持ちを込めれば
全体の音、グルーヴも変わってくる。
一本一本のパスが試合を組み立てるような、
一筆一筆が積み重なり絵や字や物語がかけるような、
一日一日が一生を作っているような。
7月7日、あの豪雨から一年。
どうなるんだろうと思ったあの日からたくさんのヒトの思いが積み重なり、
今日に至ります。
変わった景色変わらない景色。
変わった環境変わらない環境。
変わったヒトそれでも変わらないヒト。
ドラムで色々なことに気付いてほしいな。
竹馬
竹馬作り。
経験を経て経て、
父になるのだな。
坊主
おかっぱ頭だった息子二歳が
坊主頭になった。
男の子感が増した。
少しさびしいこの感じはなんだ。
東京→奥南
TOKYO。
朝のラッシュを避けるため、
朝7時にビジネスホテルを出た。
通勤のヒトの流れは多少あるものの、
山手線はほどよく空いていた。
明治神宮を歩くのが好きで
帰る朝によく来る。
よくといっても、三回目だけども。
大きい樹木が空を覆っているが、
下にも若い樹はしっかりあり、
森はまだまだ生きていくのだなと感じさせる。
街へ戻ると、
通勤のヒトも増えていた。
駅から解き放たれ
空っぽの街へヒトが流れ広がり染みわたっていく。
TOKYOが今日も目を覚ます。
「君の名は」の東京の描写が妙に好きで、
田舎で育ったヒトの感覚なんだろうなと思っていたら、
監督は長野の出身だった。
心のなかに自分の夕日を持ってないと、夕日なんて描けない。というようなことを宮崎駿は言っていた。(たぶん)
そんなことを考えながら、
通勤のヒトが前から押し寄せて来るなか1人逆行して
駅へ向かった。
都会も田舎もおもしろい。
東京
中野でのんだ。
階段で吐いてるヒトがいました。
トイレは人が多かった。
東京は人が多いからだ。
帰りに中華麺屋によった。
キャッチふうのとなりの男が
手を合わせていただきますをしていた。
たまにくる東京がほんとに好きだ。