田舎
先日、
「あんた、飲酒運転で捕まったの?」
と母親から電話がかかってきた。
親父はおれが飲酒運転したと酔いどれでうなだれていたそう。
いや、おれはしていない。
なんでだろう。
なんでだろう。
だれだこんな話拡げたの。
前にシートベルトしてなくて捕まった。それは事実。
青空のもと、堂々とシートベルトをせず
パトカーと離合した。
ぐるっとまわってかえってきたパトカー。
スピーカーごしに止められるおれ。
逃げる理由もない(?)ので、
大人しく捕まる。
止まった場所がたまたまおばあちゃんたちがたむろしている橋のもと。
「あら、捕まったい」
と話の中心はおれに移ったのだ。
「おばちゃんらもきをつけて」
と、普段車を運転することがないであろうおばあちゃまたちに言って、
爽やかに去ったのだ。
いやしかし、シートベルトが飲酒運転に化けたのか?
いなか育ちだが、
いなかを感じた事件でした。